けんさく
*ちょっと気にしてること
Googleブック検索のこと。個人的に、Google で書物の中身が検索できる。ってのはとても便利なことだと思っている。おれは月に20冊ぐらいは書籍を読んでいるんだけれども、大半は図書館で借りるのね。で、図書館にない本で、なおかつ手元にあった方が良いよなぁ、と思う本は購入するの(それ以前に無条件に買う本も勿論ある)。でで、書誌情報は最近では圧倒的にネットで知ることが多いのだけど、基本的に書店さんで買うのね。手元にとらないとどうしても買えないのよ。それは中身を見てからじゃないと買えない、というよりも現物の装丁やら手触りやら重さやらを諸々ふまえて、書店さんで本を買う、という行為が好きだからなのね。ででで、グーグルのこの検索が始まると、もちろん新しい書物との出会いも生まれるだろうし、何より、自分がどこに載ってんだっけ?と思うような検索も出来てしまうわけで、これはユーザーにとっては非常に便利。だと思うのね。で、逆に中身見て「けっ」とか思って買わないモノもあるのだろうけど、結局おれは書店で手に取って中身を見てから買うのだから、変わらないのよ。それにそこそこイイオトナな年齢にもなったから、取捨選択も熟れてきとるのね。だから、(あくまでも)おれに関してはこの検索で利益を得る著作者はいるだろうけど、不利益を被る著作者はいないと思うの。それ以上に、それまで知らなかったものに遭遇できる喜びってのはデカいと思うんだけどさ。そうじゃなきゃ、おれはこんな商売してないって。この店に来る人なら分かると思うけど、うちに在庫ないものだったら平気で「アマゾンで売ってるよ」とか「タワーで買いなよ」とか言ってるもの。おれは、モノが売れることよりも、人びとが、何か知らないモノや、よく解らないモノや、奇妙なモノや、楽しいモノや、切ないモノや、世の中ひっくり返っちゃうようなモノに出会うことの方が大事なのよ。もっと言うと、そういう欲求を失わんでほしいとも思ってる。
以下クリップ
すごく大事なことが書かれていると思うのでぜひ一読を
"Googleブック検索訴訟、国内著作権者180人が和解から離脱" (INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/07/23348.html
この件を最初に知ったのは内田樹センセのトコ
"Googleとの和解" (内田樹の研究室)
"書物について" (内田樹の研究室)
最近はポット出版がいち早く声明を出していた
"ポット出版●Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について"
"「知の共有が前進する」――Googleブック検索和解案を歓迎する出版社" (ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/12/news039.html
東村山関連でここのところ読んでいた松沢呉一さんのブログにも
"お部屋1847/Googleブック検索に対する異論【追記あり】" (松沢呉一の黒子の部屋)
おれは、権益が損なわれると思っている人達ほど、自身の作品の配布に乗り気ではない。と考えていたりします。
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